面談

本人及び家族(本人がまだ子供である場合等はまずは家族とだけ面談となることもあります。)と面談した上で現在の症状等について確認します。

画像分析

診断書及びこれまで撮影済みのレントゲン、CT、MRI画像の分析を行います。

高次脳機能障害においては画像分析が不可欠です。画像分析を行わない場合には今後の適切な方針を立てることはできません。

面談によるフィードバック

画像分析の内容を踏まえて、本人及び家族(場合によっては家族のみと面談します。)に対して頭部の画像を実際に示して現状及び画像を分析した結果を説明し、その分析を踏まえて今後の方針及び進め方について説明します。脳の損傷部位によって必要とされる検査も変わってきます。

当所が何よりも頭部の画像を重視するのは、後遺障害等級の認定を受けるためのベースに画像にあるからです。

受任

今後の進め方及び方針を説明し、当所の示す方針に十分にご納得頂いた場合にご依頼をお受けします。

当所がこのように非常に慎重な対応をしているのは、高次脳機能障害においては適正な後遺障害等級の認定を受けないと本人及び家族の生活が破綻してしまい、本人及び家族にとって一生がかかっている重大な局面であるため、当所が示した方針について十分に納得した上で依頼して頂く必要があるからです。

医師との面談、画像の依頼

本人と同行して医師と面談し、医師の見解等をお聞きして、後遺障害等級の申請に向けて準備していきます。CT、MRI画像等がとられていない場合には画像撮影の依頼を行います。

MRI画像の撮影方法は多種多様であり、MRI撮影がなされているからといって、必要な方法でのMRI撮影がなされていない場合もあるので注意が必要です。

後遺障害診断書の作成依頼、必要な検査の依頼

本人に同行して医師と面談し、後遺障害診断書の作成依頼、必要な検査の依頼を行います。

高次脳機能障害のケースでは、頻繁に病院同行が必要になります。適正な後遺障害等級の認定を受けるためには医師との面談が不可欠です。保険会社に後遺症の申請手続きを丸投げしていたり、依頼した弁護士が病院同行を行っていない場合には注意が必要です。