高次脳機能障害の特徴はなんといっても見過ごされるおそれがあることです。
そして、この見過ごしは病院でもおこりうることに注意して下さい。

実際、「事故前とは明らかに物忘れの症状が出ているので、最初に救急車で運ばれて治療を受けていた病院で異常がないか再度みてもらったけど、医師が頭の画像を見た上で異常がないと言った。困って、別の病院でみてもらったところ、頭の画像を見ると脳挫傷（脳に損傷が）があると言われ、高次脳機能障害であることが判明した。」というケースを何度もみています。

このような見落としがおきてしまうのは、脳の画像の解析の難易度が高いことが大きな要因です。そのため、頭に大きな怪我をしてしまった場合に、最初の病院のお医者さんに異常がないと言われたとしても、事故前にはない①物忘れの症状、②怒りっぽくなった、③疲れやすくなったという症状が出ている場合には、そこであきらめてはいけません。

事故前にはなかった異常がみられるにもかかわらず病院では脳に異常がないと言われて途方に暮れていたのだけど、私の事務所で画像をみて異常をみつけて、後遺症の申請をして高次脳機能障害で後遺症が認定されたケースがいくつもあります。

高次脳機障害は見過ごされやすい特徴があり、その見過ごしは病院でさえもおきりうることに注意して下さい。

当事務所では、病院から理解してもらえず途方に暮れている被害者の方を今まで何人も救済して後遺障害等級を獲得していますので、迷わずお電話下さい。