脳挫傷、高次脳機能障害の症状で5級2号の認定を受けていた被害者について、交渉により1600万円増加させたケース【384】

後遺障害内容: 高次脳機能障害

後遺障害等級: 後遺障害等級5級2号

解決方法:   交渉

最終解決額:   2800万円
 
増加額:    1600万円

【ご相談のきっかけ】

ご家族の方が、保険会社から提示を受けた1200万円の賠償額が適正かどうか教えてほしいということで相談にこられました。

【解決の方針】

まず、そもそも提示されている金額が裁判基準よりもかなり低くなっていましたので、提示額よりもアップさせることができることを説明しました。さらに、既に認定されている5級2号の等級が適切なのかを検討し、異議申し立てで上位の等級の認定を受けることができる可能性があれば異議申し立てを行うものとしました。

【 解決内容】

これまでに作成されている書類、実際の症状、画像所見等からすると事前認定で認定されている5級2号の等級を上げることは難しいと判断し、5級2号のままで交渉を進めることにしました。そして、相手方との交渉の結果、当初の提示額よりも1600万円アップさせました。

【弁護士のコメント】

・本件のケースは、これまでに作成されている書類等を踏まえると異議申し立てをしてさらに上位の等級を狙うことが難しいケースでした。

・しかし、もっと早い段階からご依頼を受けていれば、上位の等級を狙えるかもしれない状況でした。

・ただ、事前提示額がそもそも低いものであったので、適正な金額までアップさせることができました。

・高次脳機能障害以外の後遺症についてももちろんですが、特に高次脳機能障害のケースでは、早く動いて対応することで高次脳機能障害についてしっかりと証明することができ、適正な等級を獲得する確率が高くなりますので、万が一事故にあわれて頭部に怪我をしてしまった場合には、できるだけ早くご相談ください。